FXは、世界中の金融機関がインターネットを介して取引を行っているために、24時間いつでも取引が可能です。しかし、1日中FXトレードを続けるわけにはいきませんから、いつ取引を実行するか、その時間帯を決めておくことが必要になります。時間帯を決めて取引を行えば、その時間帯の外国為替相場の動きに慣れるため、今後どのように動くかが予測つきやすくなりますし、いつもと違う相場の動きがあれば、いち早くそのことに気づくこともできます。FX取引で為替差益による利益を得ようとするならば、取引が活発に行われている時間帯を狙う必要があります。

取引が行われていなければ、為替相場の値動きも少なく、為替差益による利益も得にくくなるからです。具体的には、日本時間で15時から翌日1時ころまでの時間帯です。16時にはヨーロッパの市場が始まるため、取引量が多くなりますし、夜になって22時ころにはアメリカの取引も始まります。この22時から翌1時までが、ヨーロッパとアメリカの市場が取引を行っている時間帯であるため、世界で最も取引が多い時間帯になります。

この時間帯に取引すれば、為替相場も変動するため、為替差益による利益を得る可能性も高くなります。1時から5時ころまではアメリカの市場がまだ取引をしていますが、日本では真夜中に当たるため、無理に取引するよりは眠った方が得です。生活に無理があるような時間帯にまで取引をすると、健康を害する結果になりますし、取引自体も長続きしません。