FX業者を選ぶさいの基準としてはスプレッドとスワップポイントの2つがあります。FX業者の多くは手数料を無料としているところがほとんどで、スプレッドによって仲介手数料を得ています。スプレッドは実際のレートに対して上乗せされるレートのことで、この額が仲介手数料として業者に入る仕組みとなっています。取引が活発なドル円の場合には最も低いところで0.3銭となっており、またレバレッジがかかっている状態であれば極めて低い手数料で取引を行うことができます。
特に狭い値幅で利益を得るデイトレードでは重要視される部分です。一方でスワップポイントは通貨間による金利によって発生するものです。多くの場合には買いポジションであればスワップポイントが付与され売りの場合にはスワップポイントを支払う必要があります。スワップポイントが高い業者の場合には、買いポジションであれば、保持し続けることで金利を稼ぐことが可能で、新興国通貨であれば10%以上の利回りが期待できます。
一方で、スワップポイントを支払わなければならない場合には、スワップポイントの低い業者を選ぶ必要があります。またFX業者によってニュースの提供状況や、トレード画面の操作方法、注文システムなどが異なってきます。時間を掛けて差益を得るスタイルの取引を行うのであればそれほどの違いはありませんが、デイトレードなど短い間に売買を繰り返す場合には操作性や注文システムの違いがトレードに大きく影響してきます。