金融商品にはどのようなものであってもリスクが存在しています。銀行預金ですら金融機関の破たん時に補償されるお金は1000万円までですので、リスクがないと言えばウソになります。よくFXはリスクが高くて危険と言う人がいますが、FXを危険なものにするかどうかは投資家次第です。なぜならレバレッジを1倍で取引すれば外貨預金と変わりませんし、スプレッドが外貨預金よりも狭い分好条件で取引することができるためです。
また銀行の外貨預金とは違ってFXで預け入れている証拠金は、全額信託保全によって保障されています。大金を預けるのであれば銀行よりも安全であるケースもあるのです。リスクが高くなるのは高いレバレッジで運用するケースです。特に相場が荒れるようなときに高いレバレッジで運用していると、ロスカットが働く前に損失が拡大してしまうことがあります。
東日本大震災の数日後や、スイス中銀の対ユーロ防衛ラインの撤廃発表など、予想外な出来事がおきた場合にそういったことが起こる可能性があります。ロスカットにならないために証拠金を多くいれ、レバレッジを下げて置いたり、市場にリスクがあるタイミングで両建てにしておく、もしくは清算しておくなどし、資産を管理すれば危険なことはありません。為替は私たちの生活に密接に結びついています。日本は様々なエネルギーや食物を海外から輸入している国です。
FXは危ないから為替に興味を持たないのではなく、もっと身近に為替のことを感じていたほうが、日常の買い物ももっと得になるかもしれません。