FXを始めるには、取引会社を選んで資金を預け、取引を発注する必要があります。従って、まずは取引会社を選ばなければなりません。その際のポイントとしてまず見ておくべきは手数料です。手数料とは、FX取引を行って通貨を売買したり、決済を行う場合に取引会社に支払う料金のことです。
この手数料は、取引会社ごとに異なります。近年ではこの手数料を無料としている取引会社も多く、取引を数多く行うデイトレードなどを志向するならば手数料無料の取引会社を選んだ方がお得となる場合が多いのですが、手数料が有料の会社の場合、情報提供などのサービスが充実していることも多くあります。次に気を付けるべきはスプレッドです。スプレッドとは、通貨の売値と買値の価格差のことですが、各取引会社が独自に設定しており、上記手数料が無料の取引会社でも、スプレッドを実質的な手数料としている場合もあります。
このスプレッドが小さいほど、取引におけるコストを下げることが可能です。また、FX取引会社によって取り扱っている通貨ペアが異なります。従って、自分が取引したい通貨ペアを、その取引会社が取り扱っているかどうかも、取引会社選びの重要なポイントになります。そして、最も気を付けておかなければならないのが、証拠金として預けたお金の取り扱いです。
証拠金を会社資産と別に保管しておかないと、万が一その取引会社が経営破たんした場合に、預けた証拠金が会社資産と一緒に差し押さえられてしまうことになります。FXの取引会社を選ぶ際には、上記の項目についてホームページなどでよく確認しておくことが大切です。